名所旧跡:No.88 天拝山 (筑紫野紀行)
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菅原道真公の伝説が多く残る山
九州の「遠の朝廷」大宰府に左遷されてきた菅原道真公が、天拝山に登り、無実の罪が晴れるのを祈り続けたと伝えられています。
道真公が禊ぎをして天拝山に登ったと伝えられている「紫藤の滝」。禊ぎをする時に脱いだ衣を掛けたのが「衣掛石」。実際に通ったといわれる「天神さまの径」。自分の姿を刻み、その像を納めたといわれれる「御自作天満宮」などなど…。
元々この山は天判山という名称でしたが、菅公の伝説から「天拝山」といわれるようになりました。
山麓にある九州最古の寺院
天台宗武蔵寺(ぶぞうじ)は椿花山成就院と号し、約1300年前に建てられた九州最古の寺院と言われています。山号からうかがえるようにツバキは寺の霊木となっています。
武蔵寺には全国的に珍しい「般若心経の古塔」や、276文字を、276人が仏を念じて掘られた「一字一石経塔」があり、フジやモミジの名所としても知られています。
菅公が自分の姿を刻んだ像を納めたといわれれる「御自作天満宮」。全国12000社ある天満宮で菅公が彫った像が御神体なのはここだけだそうです。
名 称/天拝山(てんぱいざん)
所在地/福岡県筑紫野市武藏