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フウセントウワタ(風船唐綿)の四季
Four seasons of cotton bush
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フウセントウワタ(風船唐綿)は、南アフリカを原産とするガガイモ科の植物で、我が国へは1936年頃に渡来したと言われています。夏に白い小さな花をつけ、秋にはピンポン玉よりちょっと大きめの実をつけます。控えめな花に較べて、トゲを持つ紙風船のような丸い袋果の形・・・・。人目を惹きます。
夏に、細い葉の葉腋から白くて小さな散形の花序が、シャンデリアみたいに付きます。秋になると緑色の袋果は褐色になり、その表面には、多数のトゲがつきます。しだいに実とともに、トゲも褐色に色づいてゆきます。
晩秋、膨らんだ紙風船のような楕円形の袋果は、熟すと割れて、中から白い綿毛のような毛をつけて、黒い種子が出てきます。そして、秋風に揺れながら、空に飛んでゆきます。フウセントウワタ(風船唐綿)は、風に乗って飛んでゆく種子に風情があります。
花言葉は「楽しい生活」ですが、花と実では異なっています。花は「隠された能力」、実は「いっぱいの夢」とのこと。そのようなことを、身につけたいと思います。(潮 信輔)
- 登録日
- 2020年03月18日
- 更新日
- 2020年04月16日 17時 21分