癒し憩い画像データベース/九州がんセンター

　ツルリンドウは多年性のつる植物であり、湿った山林や雑木林でよく見られます。つるは地表を這ったり、小さな立ち木に巻き付いて伸びます。

　夏にひっそりと咲く薄紫の花。半日陰の林床で、ひっそりと咲きます。そして優しい色合いの花期が終わると、花弁の中から次第に、赤い実が顔を覗かせてきます。

　秋、光沢を持った真っ赤な実に熟れます。　森林や山道の脇で、ツルリンドウの光る赤い実たちに出会うと、歩いてきた疲れを忘れるほどです。ツルリンドウの実は、山林で見つけた赤い宝石。花言葉は”情熱”、”情愛”、"正義”、”誠実”など・・・。気品が漂うような風情を持っています。（潮　信輔）