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紅葉期の大分“宇佐の三瀑”(東椎屋の滝、福貴野の滝、西椎屋の滝)









大分県の宇佐地域には「日本の滝 百選」に選ばれた大きな壮麗な滝があります。東椎屋の滝、西椎屋の滝、福貴野の滝は、“宇佐の三瀑”と指摘される名瀑です。それぞれ特徴があり、滝の大きさと長さから、東椎屋の滝が「雄滝」、西椎屋の滝が「雌滝」そして、福貴野の滝は「子滝」と呼ばれているとのこと。いずれも緑葉期と紅葉期には、きわだった美しい自然景観が、訪れた人々を魅了します。
「東椎屋の滝」は宇佐市の安心院町にあって、落差は85m。断崖を垂直に流れ落ちる迫力ある姿が、日光にある華厳の滝に似ていることから、「九州華厳」とも呼ばれています。また広い滝壺からの清い渓流と、それに沿った遊歩道からの秋景色も素晴らしいです。
「西椎屋の滝」は院内町と玖珠町の境にあって、滝の上は玖珠町、下流は院内町に属しています。滝の上流は日出生ダムの横にあります。その為か、通常は展望台から滝を一望する遠望となりました。落差は86mで3つの滝の中で最も高いとのこと。紅葉を含んだ森に囲まれ、断崖から一気に落下する様は豪快そのものでした。
「福貴野の滝」は落差65mと他の2つに比べれば低いですが、変化に富んでいます。まず龍泉寺の境内に設けられた滝見台からの眺望で全景を見て、それから渓流に沿って滝つぼ近くまで行きました。滝の壁は2層に分かれていて、上部の岩壁は新耶馬溶岩、下部は集塊岩から成っているとのこと。
3つの滝とも、展望台で深呼吸を繰り返し、散策路でも清らかな空気を肺にいれながら、ゆっくり歩きました。その途中、秋の赤い実たち(フユイチゴ、マルバノホロシ、名を知らぬ草木)と紅色のヤブツバキの花が、疲れを癒してくれました。(潮信輔)
- 登録日
- 2025年10月18日
- 更新日
- 2025年10月18日 12時 07分