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ゴモジュ(胡麻樹)の四季
The four seasons of Gomoju (sandankwa viburnume)













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ゴモジュ(胡麻樹)は暖地を好む常緑低木で、奄美大島や沖縄に自生しています。3〜4月頃に花が咲き、秋には紅色の果実をつけるので、本土の公園や家の庭などで観賞用の木として使われています。春先に1cmほどのロート形をした白色の円錐状〜筒状の蕾となり・・・、次第に大きくなって開花し始め、円錐花序となります。それぞれの花弁の先端はさ五つに裂けて杯状になります。そして少し反り返ります。
葉は若葉の時は浅緑色で、次第に濃い緑へ。緑葉は楕円形で厚みがあり、縁は少しギザギザしていて、表面は光沢しています。またゴモジュの観賞として目を惹くのが、実の移り変わり。初夏には緑色から黄色〜紫色を帯びるようになり、赤く熟し行きます。なおこの果実は、一つの扁平な種子を持っています。
ゴモジュは常緑樹であるために、四季をとおして花のみならず、葉と樹冠の移り変わりを見ることが出来ます。円錐から筒状の蕾から開花への移行、さらに実の色の変化で、見る人々の眼を楽しませてくれます。(潮 信輔)
- 登録日
- 2025年08月22日
- 更新日
- 2025年08月21日 04時 56分