TOP > テーマ別おすすめ画像 > クレマチス(テッセン)の四季
テーマ別おすすめ画像
クレマチス(テッセン)の四季
Four seasons of clematis
/
クレマチス(テッセン)は“つる性植物の女王”と呼ばれるように、つる性の宿根草でテッセンやカザグルマなどを含むキンポウゲ科クレマチス属の総称です。日本の自生種であるカザグルマがヨーロッパに渡り、外国の他種との交配や品種改良で多くの品種が生まれ、我が国に戻ってきたものです。現在、何百種類もあり、四季それぞれに咲く品種もあります。 ところで目を惹きつける大きな花弁は、実際は萼片で、色は単色からいろいろな色が混じったものなどがあります。形も一重咲き、八重咲き、釣鐘状咲きなどが、それぞれの色と形で、春から初夏のフェンスや垣根を彩ります。また和風に合うものや、洋風に合う花などがあり、広く親しまれています。 花言葉は、「精神的な美しさ」、「旅人の喜び」など。見る人の気持ちや咲いている環境で、それぞれの感情を起こしてくれます。 そして花が終わった後は、結実して渦巻状、手毬のような花球をつくります。やがて細い実たちは、白く広がって筆先のようになります。垣根でこれらの手毬が風に揺れる姿は、花とは違った情緒を感じさせます。(潮 信輔)
- 登録日
- 2014年03月26日
- 更新日
- 2016年09月21日 10時 25分