癒し憩い画像データベース/九州がんセンター

　北信濃にある松川渓谷は、横手山に源を発して千曲川にそそぐ松川に沿って、約２０ｋｍにわたり展開しています。春の新緑、秋の紅葉の美しさで有名で、多くの滝も存在し、渓谷美を誇っています。

　今回訪れた松川渓谷は、秋雨が降る中でしたが、雨に濡れて紅葉が鮮明になり、山霧に霞む秋風情を一層引き立ててくれました。そして、紅葉の中の「雷滝」と「八滝」の２つの滝も、水量が多くて、紅葉の中に、白い滝筋が目立ちました。遠くからも雷鳴がとどろくことから名付けられた落差３０ｍ、幅５ｍの雷滝。滝の裏側からも見ることが出来るため、別名「裏見の滝」。目の前で見たこの滝は、男性的で迫力満点でした。

　一方、「八滝」は、渓谷の山頂付近から流れ落ちてくる落差が約１８０ｍの長い滝です。八段になって流れ落ち、女性的で優美な姿は、山肌を飾る黄葉や紅葉に色を添えていました。（潮 信輔）