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タンポポの四季(蕾から花へ)
Dandelion: from bud to flower
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タンポポ(蒲公英)はキク科タンポポ属の総称で、ユーラシア大陸の自然に広く分布する多年草です。我が国でも日当たりのよい草地でよく見かけ、生命力の強いポピュラーな花です。春の陽だまりに、点々と咲く丸いタンポポの黄色い花。ギザギザした緑の葉に、黄色い花はよく映えます。早春を告げる花で、花のあとは綿毛(冠毛)のついた種子をつくります。そして花の後、白い綿毛となって、風に吹かれながら空を舞います。
朝に花が開いて、夕方に花を閉じます。舌状花と呼ばれる小さな花が円盤状に集まり、頭状花序(頭花)を形成。舌状花の下端には子房があり、その上から白い冠毛が生えてきます。タンポポの蜜は、蝶の貴重な食料に。また薬草として漢方薬にもなります。
花言葉は「真心の愛」、「思わせぶり」、「飾り気のなさ」、「愛の神託」など。あぜ道、野原などで、春の陽だまりを受けながら点々と咲く、丸い黄色いタンポポの花・・・。春の暖かさを運んできます。また花の期間は長く、約半年もの間、次から次へと蕾が出てきては、花を咲かせます。( 潮 信輔)
- 登録日
- 2013年01月02日
- 更新日
- 2021年04月16日 17時 29分