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大興善寺の山門・鐘楼・本堂の春と秋
Main Gate, Belfry and Main Hall of Daikouzen-ji Temple in spring and autum
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佐賀の基山町にある大興善寺は、約1300年の歴史をもった天台宗別格本山の古いお寺です。奈良時代の養老元年(717年)に行基が開創したと云われ、山寺の風格に満ちています。 寺のシンボルである127段の石段。その急勾配の長い石段の先には、山門が迎えてくれます。わらじと杖があり、振り返ると豊かな佐賀平野がよく見えます。そして、江戸時代に再建されたという本堂の檜皮葺屋根には苔が生えていて、古刹の風格を漂わせています。また緑に囲まれた鐘楼からは、梵鐘の音が里山と里村に響き渡ります。 ところでこの寺には、大正時代からツツジ園が設けられ、現在は、「つつじ寺」として全国的に有名になっています。裏山の広大な斜面一面に植えられた約5万本のつつじ・・・色とりどりで咲き乱れ、見事としか言えません。秋にはモミジの紅葉でも有名。 大興善寺は山寺の風格に、春のツツジや秋の紅葉がおりなす風情が、互いに寄り添い、四季それぞれ周囲の自然と調和した美は、訪れた人々の感動を呼びます。(潮 信輔)
- 登録日
- 2020年05月05日
- 更新日
- 2020年05月05日 11時 55分