名所旧跡:No.58 阿蘇くじゅう国立公園(阿蘇地区) (自然味豊かな名所)
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「阿蘇くじゅう国立公園(阿蘇地区)」の動画
世界一のカルデラ
火の国・熊本のシンボルである阿蘇山。
それは、高岳(1592メートル)、中岳(1506メートル)、根子岳(ねこだけ、1433メートル)、枡島岳(きしまだけ、1321メートル)、烏帽子岳(えぼしだけ、1337メートル)の阿蘇五岳を中心とする火山群と、それを取り囲む壮大な阿蘇カルデラからなり、東西18キロ、南北23キロ、周囲90キロという世界最大のスケールを誇っています。
中岳からは火口を眺めることができ、その溶けだした溶岩により何度も何度も上塗りされて作られた噴火口が、息吹をあげるごとく噴煙している姿には、畏怖と敬意を感じます。
心を解き放つ大草原
カルデラには起伏のある草原が広がっており、草原はほぼカルデラ全域に分布していますが、特に有名なのが、烏帽子岳北麓に広がる草千里です。
ここには2つの池があり、牛の放牧も。5月には、一面を覆う青々とした草が、一段と鮮やかになります。
熊本と大分の両県にまたがる阿蘇くじゅう国立公園は、昭和9年(1934)年に誕生しました。その後昭和28年(1953)の区域拡張(鶴見岳周辺)、昭和31年(1956)の区域削減(高崎山を瀬戸内海国立公園に編入)を経て、昭和61年(1986)に現在の名称である阿蘇くじゅう国立公園に改称され、現在に至っています。
「くじゅう地区」も「由布・鶴見地区」もご覧下さい。
また、この名所・旧跡のコーナ内の「九酔渓」「男池」も『阿蘇くじゅう国立公園』に含まれます。
名称/阿蘇くじゅう国立公園(あそくじゅうこくりつこうえん)