名所旧跡:No.67 インスブルック旧市街 (欧州の名所)
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「インスブルック旧市街」の動画
ハプスブルク帝国の本拠地でもあった街
12世紀、イン川に橋が架けられました。それ以来この地はインスブルック(直訳=イン川に架かる橋)と呼ばれるようになりました。
1460年、富裕公と呼ばれたジークムント大公が宮殿を建て、ハプスブルク家マクシミリアン1世が拡張して王宮とし、インスブルックはハプスブルク帝国の本拠地として発展しました。
中でも金箔を施した銅板を2657枚使って創らせた「黄金の小屋根」が有名で、当時大変貴重だった金箔を贅沢にあしらったバルコニーは、マキシミリアン皇帝の権力を象徴する広告塔のようなものでした。
18世紀になるとハプスブルク家・マリア・テレジアによって、15世紀に創られた王宮をロココ様式の城に改築されました。
素晴らしい山の恵みに賞賛と感謝を
「世界一贅沢なシャワー」という称号まで得たインスブルックの水道水。
この水道水の99%は、イタリアとの国境でもあるノルトケッテ連峰からの天然湧水(軟水)なのです。
まったく雑菌を含まず手も加えられず、カルシウムやマグネシウムなどの有益なミネラルを豊富に含んだ水道水。他国では考えられません。
1964年と1976年には冬季オリンピックが開催され、一躍有名となりました。また、1984年、1988年と二期連続で冬季パラリンピックも開催された。
またクリスタルで有名な“スワロフスキー”の本店が市内に、博物館が郊外にあります。
名 称/インスブルック旧市街(いんすぶるっくきゅうしがい)
所在地/オーストリア チロル州 インスブルック