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南会津「塔のへつり」の四季

南会津「塔のへつり」の四季

秋の南会津「塔のへつり」と吊り橋
晩秋の「塔のへつり」
秋の南会津「塔のへつり」と吊り橋
秋の南会津「塔のへつり」
積雪の「塔のへつり」
塔のへつり
浸食と風化を繰り返して
「塔のへつり」の説明図版


紅葉期の南会津「塔のへつり」遠景
秋の南会津「塔のへつり」
秋の南会津「塔のへつり」
秋の南会津「塔のへつり」と吊り橋
錦秋の南会津「塔のへつり」
秋の南会津「塔のへつり」と吊り橋
錦秋の南会津「塔のへつり」
秋の南会津「塔のへつり」
秋の南会津「塔のへつり」
「塔のへつり」の奇岩群
秋の南会津「塔のへつり」下流
秋の南会津「塔のへつり」
秋の南会津「塔のへつり」と吊り橋


積雪の南会津「塔のへつり」
積雪の「塔のへつり」
積雪の「塔のへつり」
積雪の「塔のへつり」
積雪の「塔のへつり」
積雪の「塔のへつり」


緑葉期の南会津「塔のへつり」
塔のへつりと吊り橋
春新緑の「塔のへつり」
春の「塔のへつり」と吊り橋
春新緑の「塔のへつり」
新緑の南会津「塔のへつり」
春新緑の「塔のへつり」と吊り橋
春新緑の「塔のへつり」
「塔のへつり」下流の朱橋
春新緑の「塔のへつり」
春新緑の「塔のへつり」
「塔のへつり」にある洞窟内の「虚空蔵尊」
「塔のへつり」にある洞窟内の「虚空蔵尊」
「塔のへつり」にある洞窟内の「虚空蔵尊」
塔のへつり「虚空蔵尊」傍の風情
「塔のへつり」にある洞窟内の「虚空蔵尊」
「塔のへつり」にある洞窟内の「虚空蔵尊」
春新緑の「塔のへつり」と吊り橋
春新緑の「塔のへつり」
烏帽子岩と護摩塔岩
阿賀川と浸食の岩板

静止画は以上です。ここからは動画にてお楽しみください。
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国指定の天然記念物である「塔のへつり」は、南会津を流れる大川が形成した渓谷の景勝地です。「へつり」とは、“川岸が切り立ったような崖”を言い、この地方での方言で“危険な崖”との意味とか・・・。この地帯は凝灰岩や凝灰角礫岩などが層をなしています。そして軟弱部が、100万年もの長い年月による風化や水の浸食によって削られ、洞窟や奇岩・怪岩を形成したものです。
全長約200mにわたって、屏風岩、烏帽子岩、九輪塔岩などの奇岩が並ぶ岸壁・・・。それらの岩の下は、岩肌に掘られたような自然の遊歩道となっていて、揺れる吊り橋につながっています。
「塔のへつり」は四季の変化で、姿も周りの景色も移り変わります。秋、紅葉の疎林と奇岩が川面に影を宿し、渓谷を渡る秋風がヒラヒラと落葉を舞わせます。積雪の冬、シンシンと降る粉雪が・・・、吊り橋には人影も殆どなくて、墨絵のような景色に包まれます。そして春から夏、「塔のへつり」は新緑と深緑に抱かれます。川面も青緑色になり、川岸ではタンポポやスミレがなどの野草たち、小さな昆虫を呼びます。繁った森では、合唱するかのような蝉たちの声が。訪れる人々も増え、少し揺れる吊り橋にコツコツと足音を響かせます。
100万年もの長い年月 をかけて造られた、天然の「塔のへつり」には、今年も時の流れが、季節の移ろいを添えて、静かに過ぎて行きます。(潮 信輔)
- 登録日
- 2014年04月02日
- 更新日
- 2016年11月25日 11時 33分