癒し憩い画像データベース/九州がんセンター

川湯温泉は北海道の弟子屈町にあって、硫黄の香りが漂う情緒深い温泉街をなしています。湯けむりが舞い、高温で強酸性の湯の川が流れる温泉の街。そばには手軽に利用できる比較的大きな無料の足湯があり、互いに足を温めては語り合い、家族や訪れた人々の憩いの場となっています。

　また川湯温泉の近くには活火山である川湯硫黄山があります。新旧の火山岩が重なる中腹や麓には、多くの噴気孔があって、すぐそばまで歩いて行くことが出来ます。シュッシュと音を立てながら昇る黄色い噴気孔群・・・、白い噴蒸気が風によって方向をかえています。

そして温泉街からこの硫黄山までは約2.5ｋｍで、山の噴気を見ながらの散策は自然浴として楽しむことができます。ほぼ平地に近い場所から、火山の活動を経験できる硫黄山と麓の原生林は、北海道の雄大さを感じさせてくれます。夏の原生林は火山灰地にも関わらず、地面を這うハイマツやエゾイソツジの実、シダ類の緑葉、シラカバ林などがあります。また川湯温泉の足湯の傍では、花壇に多彩な色の花たちが季節を彩っていました。（潮 信輔）