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十一月の花と実(がんサバイバー・クラブ2018年 11月寄稿)
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昼は涼しさを、朝夕は少し寒さを感じる晩秋の季節となりました。晴れた日には、青空が高くどこまでも広がり、白い浮雲が青春と夢を乗せて、ゆっくり流れて行きます。さて11月となっても秋模様は、日本の各地で異なります。阿蘇の高原では秋風がススキの原っぱを、なびかせて過ぎて・・・。広がる遥かなる青い空に、夢が浮雲となって漂います。一方、南国沖縄の小浜島では、水牛池の水面に緑の葉を浮かせ、ピンク色のスイレンが咲き乱れていました。また海に近い房総半島の犬吠埼では、群生したイソギクが黄色の花が潮風に揺れ、東京の公園では鮮やかな紫色のシコンノボタンが目を惹きます。そして栃木の日光にある戦場ヶ原では、すっかり葉を落としたナナカマドが、艶やかな赤色の実たちが揺れていました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2018年11月01日
- 更新日
- 2021年09月24日 15時 42分