名所旧跡:No.5 久留米城跡 (歴史を感じる)
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外堀は筑後川
久留米城(篠山城)は天正15(1587)年、豊臣秀吉が九州を平定した後、毛利元就の子、秀包(ひでかね)が近世の城郭を築きました。その後、城主は何度も替わりましたが、元和7(1621))年に有馬豊氏(とようじ)が入城し、廃藩まで続きました。
「天恵の地勢を活かした城」と言われる所以は、眼下を流れる筑後川を自然の外堀としたところ。また、高い石垣と白い城壁に三層七つの櫓(やぐら)が構築され、特に本丸東南の三層建ての櫓は、21万石の有馬氏の威容を誇っていました。
今は本丸跡が残され、見事な石垣や正面側の内濠に往時の雄姿をしのぶことができます。
花と祭りに誘われて。
ここは春には桜が、6月にはしょうぶが咲き、目を楽しませてくれます。
そして8月には鈴虫祭りで人々が賑わいます。
本丸内には、篠山神社と有馬記念館があり、篠山神社では藩祖豊氏が祀られ、有馬記念館には、11代約250年にわたって久留米藩の藩主として君臨した、有馬家に関する資料や、久留米藩政資料などが展示されています。
名称/久留米城跡(くるめじょうあと)
別名/篠山城、笹原城、篠原城、笹山城