TOP > テーマ別おすすめ画像 > 襟裳岬「海岸と岩礁」の四季
テーマ別おすすめ画像
襟裳岬「海岸と岩礁」の四季

襟裳岬「海岸と岩礁の四季」

夏の襟裳岬に生える原生植物
曇り空の襟裳岬
カワラナデシコ
秋の襟裳岬の海岸
秋の襟裳岬「突端と岩礁群」
ハマナスの実
氷雪期の襟裳岬「岬の突端と列をなす岩礁」
氷雪期の襟裳岬「断崖と打ち寄せる白波」
積雪とササの枯葉
新緑期の襟裳岬と「エゾゼンテイカの群落」
新緑期の襟裳岬「遊歩道の木道」
ハマエンドウ


夏の襟裳岬「岬の海岸と岩礁」
襟裳岬「山側の断崖と海岸線」
曇り空の襟裳岬
夏の襟裳岬に生える原生植物
襟裳岬突端の岩礁列
夏の襟裳岬の花園
カワラナデシコ


秋の襟裳岬「岬の海岸と岩礁」
襟裳岬の断崖と岩礁の白波
秋の襟裳岬「突端と岩礁群」
秋の襟裳岬の海岸
秋の襟裳岬と「風の館」
秋の襟裳岬と灯台
ハマナスの実
アザミ


氷雪期の襟裳岬「断崖と白波」
氷雪期の襟裳岬「岩礁の列と白波」
氷雪期の襟裳岬「岬の突端」
氷雪期の襟裳岬「断崖と岩礁の白波」
氷雪期の襟裳岬「断崖と岩」
岩礁の白波
氷雪のハマナスの実
氷雪期の襟裳岬の海岸
枯葉のササと残雪


新緑期の襟裳岬「海岸と断崖」
新緑期の襟裳岬の断崖
新緑期の襟裳岬と「エゾゼンテイカの群落」
新緑期の襟裳岬「遊歩道の木道」
新緑期の襟裳岬「断崖と白波」
新緑期の断崖と野草たち
新緑期の襟裳岬「岬の遊歩道と野草たち」
エゾスカシユリ
ハマエンドウ

静止画は以上です。ここからは動画にてお楽しみください。
/
襟裳岬(えりもみさき)は北海道にあって、北海道の背骨と呼ばれる険しい日高山脈の最南端が、太平洋に向かって突き出した岬です。岬の先も山脈がそのまま海に続いていて、これらの岩礁群が列をなして数キロ先まで海上に伸びています。岬の周辺は高さが50mを超す断崖となっていて、風速10メートル以上の風の吹く日が、1年間に260日以上もあるとのこと。また太平洋の荒波が岬や海上の岩礁帯に当たって、列状の白波を頻繁に立てています。この様な豪壮な大自然が造る景観のため、襟裳岬は日高山脈襟裳国定公園の中核を成し、歌詞にも登場する襟裳岬・・・。白亜の灯台や風のテーマ館である「風の館」もあり、ピリカやゼニガタアザラシも生息しています。
この襟裳岬に巡って来る四季は、風との関連が深く感じられます。夏、岬は緑に包まれますが、高い木はなく、低い原生植物たちが海風に向かい合っています。その中で断崖の岩場に咲き、ピンク色に揺れるカワラナデシコは、目を惹きます。秋、強風のため列をなす岩礁は白波を立て、丘では橙色のハマナスの実たちが、背をかがめて助け合って・・・。
厳しい冬から早春、海は鉛色で、丘は烈風のため雪を飛ばされて薄雪となり、岬は氷結し枯葉を纏います。そして遅くやって来た本格的な春、岬は黄緑色の草地となり、その中で紫色のハマエンドウがそよぎ、エゾスカシユリのオレンジ色の花弁が暖かさを運んできます。海の色も青くなり、打ち寄せる波も少し穏やかに見えます。
襟裳岬の四季は、強風の厳しさの中に、優しさを垣間見ることが出来ます。(潮 信輔)
- 登録日
- 2017年12月06日
- 更新日
- 2019年01月07日 14時 01分