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テーマ別おすすめ画像
北海道「サロマ湖の四季」

北海道「サロマ湖の四季」

積雪期のサロマ湖々畔
北海道の「サロマ湖」標識
初夏のワッカ原生花園とサロマ湖
ハマエンドウ
秋のサロマ湖と砂洲
カワラナデシコ
氷結した冬のサロマ湖と漁港
笹と氷雪紋
初夏のワッカ原生花園


新緑期のサロマ湖と湖畔のワッカ原生花園
初夏のワッカ原生花園とサロマ湖
初夏のワッカ原生花園とサロマ湖
サロマ湖と湖畔の野鳥
ハマナス
サンゴソウ( アッケシソウ)の若葉
野草に留まる蝶々
アヤメ
初夏の「ワッカ原生花園」標識


深緑期のワッカ原生花園とサロマ湖々畔
サロマ湖々畔と「ワッカ原生花園」
初秋のサロマ湖と砂洲
緑葉期のサロマ湖々畔と湿原
サロマ湖々畔のサンゴソウ( アッケシソウ)
ワッカ原生花園の黄色い花たち
ハマナスの実
フウロソウ


氷結期のサロマ湖々畔
氷結した冬のサロマ湖と氷面の影
氷結した冬のサロマ湖と氷面の影
雪の風紋
氷結した冬のサロマ湖
氷結した冬のサロマ湖と栄浦漁港
氷結した冬のサロマ湖
氷雪紋


雪解け期のサロマ湖々畔
積雪期のサロマ湖々畔
積雪期のサロマ湖と砂洲の水鳥たち
ハマナスの棘と破れた実
積雪期の裸の木枝
積雪期の栄浦魚港と漁船
積雪期のワッカ原生花園
積雪期のワッカ原生花園とサロマ湖
積雪期のサロマ湖と水鳥たち

初夏のワッカ原生花園とサロマ湖
初夏のワッカ原生花園と木道
ウミミドリ
初夏のハマナス

静止画は以上です。ここからは動画にてお楽しみください。
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サロマ湖は北海道の東部にあって、汽水湖としては日本最大です。汽水湖とは、湖水に海水が混入している湖で、海に開いている水路を通じて、海水との出入りがある場合がほとんどです。日本海沿岸やオホーツク海沿岸に多く分布しています。湖水として比重の関係で、普通、底層に海水,表層に淡水が認められます。多くの野鳥たちがやって来ます。また岸辺に近い所では、塩分を好む植物たちも生えています。
汽水湖であるサロマ湖にも、湖や海岸線に沿って、なだらかな草原や湿原があり「ワッカ原生花園」として有名で、多くの人々が訪れます。春から夏には、紫色のハマエンドウ、カワラナデシコ、アヤメ、フウロソウなど、多くの植物たちが咲きます。塩水を好むサンゴソウ(アッケシソウ)の群落は、初夏に芽吹いた黄緑色の若葉は初秋には朱色の絨毯となります。
またハマナスは色と姿を変えながらも、ほぼ一年中見られます。若葉から蕾となり、開いてピンク色の花を咲かせ、やがて赤い実へと移ります。冬、湖面は一面が氷雪で覆われ、近くの港では漁船も岡に上げられます。このような厳しい季節でも、冬の風雪に耐えたハマナスの枝には、赤茶色の実が留まり、茶色になった実は割れても、中に種子を残しています。そしてハマナスは風雪に耐え種子を残しながら、春には若い芽が萌え出てきます。オホーツク海に面した汽水湖のサロマ湖は、湖も周りの原野や湿原も、季節の変化と共に生きています。(潮 信輔)
- 登録日
- 2020年03月06日
- 更新日
- 2020年03月06日 10時 25分