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ホオズキの四季
Chinese lantern plant: from spring to autumn
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ホオズキは東南アジアを原産地とする多年草で、世界に約80種類もあるとのことです。日本でも各地で野生化したり、観賞用や食用として栽培されています。各地の文化にも「ほおずき市」として溶けこんでいて、とくに東京浅草寺の「ほおずき市」は有名。ホオズキの背丈は60〜80cm、葉は卵円形で、6月から7月ごろに花をつけます。それも葉のわきから、柄をもった淡い黄色の5弁の花を、1個ずつ下向きに咲かせます。
花のあと、がくの部分は、角が5つある袋状に発達して、果実を包みます。袋状のがくは短筒状で、最初は黄緑色です。夏の陽を浴びながら、次第にオレンジ色〜茶褐色になります。そして夏の終わりから初秋には、袋は網の目ように、白い脈だけが透けてみえるようになります。そして中には、2〜3cm大で黄色〜朱色に熟した果実が覗けるように・・・・・・。 子供時代、熟れた実から種子を取り除き、口の中で歯と唇の間に挟んで音をだしながら、皆と遊んだことを思い出します。ホオズキは懐かしさを運んでくれる植物です。(潮 信輔)
- 登録日
- 2018年03月18日
- 更新日
- 2019年07月03日 16時 31分