名所旧跡:No.26 大興善寺 (四季を感じて)
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開創は行基
契山の南中腹にあるお寺で、俗に小松山観音の名で知られています。
養老元年(717)、四十九もの寺社を建てた民衆の僧として有名な行基が開創した、歴史のあるお寺です。
また、本尊の十一面観世音像も行基の作で秘仏とされ、12年に1度の午年にのみ開扉(かいひ)され、荘厳な大法会がとり行われています。
つつじ寺として有名に
1923年頃、本堂の裏山を開発して、つつじが植えられました。
そして戦後に拡張をし、現在は7万5千ヘクタールの敷地となり、春から初夏にかけては、5万本のつつじが競うように開花します。
「一目一万本」と呼ばれるその景観は、人工のつつじ公園としては 日本一と賞賛されるほど。1957年には「つつじ寺」の愛称が授けられました。見頃の4月下旬から5月の上旬には、10万の人出で賑います。
このお寺は、平安時代に火災のため堂塔を焼失するも、本尊は焼けなかったことから、火災除けにご利益のある寺として、有名になりました。
また、以前はあまり知られていなかった、つつじの中に点在するもみじも、近年、その魅力が広く知られてきました。晩秋の紅葉も、見逃せない絶景です。
名 称/大興善寺(だいこうぜんじ)
所在地/佐賀県三養基郡基山町園部