名所旧跡:No.51 浅草寺 (古都を旅する)
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都内最古の寺院
推古天皇36年(628)、隅田川に投網漁をしていた漁師の兄弟の網に一体の仏像がかかりました。
その事を知った豪族の土師真中知(はじのまなかち)は、尊い観音像であると感じ仏像を譲り受け、その観音像を自宅を寺にして奉安し、礼拝供養に勤めたことが浅草寺のはじまりと伝わっています。
その後、度重なる被害も多く一度は荒廃しましたが、慶安2年(1649)、三代将軍徳川家光が再建し、約300年後戦災で焼失するまで国宝に指定されていました。
そして昭和33年(1958)、再び歴史ある寺院は見事に復活しました。
参道入口に鎮座する「風雷神門」
「雷門」。通称で呼ばれることが多いようですね。
風雷神門は天慶5年(942)に建立されました。
数度の火災による焼失、再建がなされましたが、寛永12年(1635)、徳川家光によって再建された際、門の右に「風神」左に「雷神」を安置されました。人々はこの二神像を風雨の順時と五穀豊穣による天下泰平を司る神として、今日でも崇めています。
ちなみに慶応元年(1865)の消失以来、昭和35年(1960)に再建されるまでの95年間、雷門は幻の存在だったそうす。
参拝客・観光客は年間3000万人〜4000万人といわれ、参拝、観光の人々の数では日本一といわれています。
事実、表参道の仲見世通りには、終日人通りが絶えませんし、正月三が日の参詣者は百数十万人にのぼります。
名 称/浅草寺(せんそうじ)
所在地/東京都台東区浅草
宗 派/聖観音宗 総本山